AIが広報の常識を変える!聖徳会「ハッチポッチ」が挑む新時代の魅力発信プロジェクト

社会福祉法人聖徳会では、2019年から始まった「魅力発信プロジェクト」の一環として、オウンドメディア「ハッチポッチ」での発信を続けています。2025年からはAI(人工知能)を本格的に導入し、現場の職員主導で質の高い記事をスピーディーに届ける体制を確立しました。ICTの力を駆使したこの取り組みにより、新規ユーザー数が大幅に増加するなど、着実な成果を上げています。

聖徳会の魅力発信プロジェクトは、2019年に若手職員によるInstagram投稿からスタートしました。その後、法人の理念や障害福祉の現場にある熱量をより深く伝えるため、Webメディア「ハッチポッチ」を開設。現在はSNSとWeb記事を組み合わせたメディアミックス戦略を展開しています。

各施設(見沼園、行田園、グループホーム ルーチェ、ポコ・ア・ポコ)から集まったメンバーは、ターゲットを意識した戦略的な投稿を継続してきました。
Instagramでは、サムネイル画像のビジュアル統一といった細かなテコ入れも行いながら地道な活動を続けて3年連続フォロワー数4000台をKeepしました。
また、聖徳会のオウンドメディアである今ご覧のサイト「ハッチポッチ」の2025年の年間総ユーザー数は8,549名、新規ユーザー数は8,519名という大きな数字を記録しました。
さらに、ハッチポッチを訪れる約8割(80.78%、6,906名)が検索エンジンからの「自然検索流入(Organic Search)」となっています。
この確かな実績は、法人の認知度向上に大きく貢献しています。

現在は、継続メンバーに新たな顔ぶれも加わった体制で活動を推進しています。毎月のZoomオンライン会議を軸に、施設を越えた連携でさらなる魅力発信を加速させています。

日々の支援業務の合間を縫って、質の高い記事を執筆することは容易ではありません。
そこで私たちが取り入れたのが、AI(人工知能)を活用した効率的な記事作成フローです。
導入当初、プロジェクトメンバーの中でAIの利用経験がある職員はごくわずかでしたが、研修を通じて「プロンプト(指示出し)」のコツを学び、実践を重ねることで誰もが使いこなせるようになりました。

具体的な活用方法としては、職員が現場で気づいたことや出来事のメモをAIに読み込ませ、読者が読みやすい文章へと構成を整えてもらう形式をとっています。

これにより、ゼロから文章を書き起こす心理的・時間的ハードルが下がり、パソコン操作に苦手意識がある職員でも、現場の想いがこもった温かみのある記事を短時間で完成させることが可能になりました。
回数を重ねるごとにメンバーの活用スキルは向上し、今では業務の隙間時間を有効に活用する広報活動の強力なツールとなっています。

AIのサポートによって執筆のハードルが下がったことで、記事の内容そのものもより多様で充実したものに進化しています。
その成果を形にする取り組みとして、これまでに執筆された記事の中から特に読者の支持を集めたものを表彰する「ハッチポッチアワード」を開催しました。

第1位に輝いたのは「働きながら資格取得!介護・社会・精神保健福祉士を目指す勉強法」で、職員のキャリアアップを支える環境が多くの共感を得ました。
また、特別賞(船井総研担当コンサルタント賞)を受賞した「パソコンが苦手な職員でも安心?!記録をデジタル化してよかったこと」は、まさに今回のAI導入や現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れを象徴する内容です。

ICT化への職員の不安を払拭し、現場がポジティブに変化していく様子をリアルに伝えた点が外部からも高く評価されました。
これらの記事は、AIの力と職員の「伝えたい」という想いが融合して生まれた大切な成果です。

1位 働きながら資格取得!介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士を目指すための勉強法:資格取得に向けた勉強のポイント(福祉)
特別賞 パソコンが苦手な職員でも安心?!記録システム化!導入までの道のり

AIを活用した記事作成は、単なる作業の効率化にとどまりません。
それは、言葉にすることが難しかった障害福祉の現場の「本当の魅力」を、分かりやすい言葉で広く社会に届けるための表現手法です。
職員一人ひとりが主役となり、最新のデジタル技術をマスターして情報発信を継続していることは、法人全体の次世代に向けた進化を証明しています。

今後は、これまでの成功体験をベースにしつつ、さらなるクリエイティブな発信を目指します。
Instagramでの視覚的なアプローチと、AIによる深みのあるWeb記事を連動させ、求職者や地域の方々、そしてご利用者のご家族に対して、透明性の高い情報公開を続けていきます。

多様な個性が混ざり合い、新しい価値を生み出すメディアとして「ハッチポッチ」は進化を止めません。最新の知恵と職員の温かい視点を掛け合わせ、福祉の仕事の誇りと喜びをこれからも発信し続けてまいります。