ご利用者の健康維持に向けた取り組みについて!
栄養マネジメントの取り組み!
健康維持のためには食事が基本です!
行田園では、1日3食を規則正しい時間に栄養バランスのとれた食事を提供しています。
給食調理は、日本国内における給食業者の最大手である日清医療食品株式会社に委託しています。
規則正しい時間に食事をすることで、適正体重の維持に繋がりますし、生活のリズムを整えることで腸内環境も整い、自律神経の乱れを防ぐなどの効果があります。
行田園には管理栄養士が常勤しており、食事を通した健康管理の中心的役割を担っています。
ご利用者は30代から80代まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。また、ご利用者の健康状態も様々であることから食事形態はその方にあったものにするように工夫しています。(例:常食、あら刻み、刻み、麺切り、パン切り、おかゆ、ペーストなど)
ご利用者の日々の健康状態を把握し、ご利用者と職員の双方に対しての栄養管理、栄養指導などを行っています。
なお、月1回は「栄養マネジメント会議」を開催し、看護師・生活支援員等多職種連携にて情報共有を図り、ご利用者の健康を守っています。
運動して丈夫な体を作ろう!
【ラジオ体操、ウォーキング】
毎朝、ラジオ体操や棟内のウォーキングを行っています。
ウォーキングは15分間、棟内を歩きます。
この時には、職員も一緒に歩きますが結構いい運動になります(笑)健康のためには有酸素運動も大切ですよね!
ウォーキング中は、ご利用者の好きな音楽を流しており、それに合わせて楽しそうに歌を歌いながらウォーキングされている方ももたくさんいます!
【リハビリテーション】
理学療法士が毎月1回来園し、専門家としてリハビリ指導にあたってくださいます。
ご利用者ができるだけご自分の力で日常生活が送れるように、その人にあったリハビリ計画書を作成し、それを日々の生活で生活支援員が実行します。
具体的なリハビリ内容は、歩行運動、食事を自分で食べるための動作練習、グループホームの利用を目指して洗濯機の使用訓練など、人それぞれでです。また、事業所として「環境の整備」を行うこと大切です。
これらの多岐にわたってアドバイスを専門家から得ることにより、ご利用者のQOL向上に結び付いていると感じています。
【エアロバイク】
リハビリプログラムの一つとして導入したエアロバイク。
やってみると皆さんかなり楽しんでくださっている様子。
ご利用者同士、取り合いになるくらい人気があります!
【ボール遊び、散歩】
余暇時間などを利用して、天気の良い日はできる限り外へ出て体を動かすようにしています。
ボール遊びは中庭で行っています。
現在は、コロナ禍で思うように外出ができないため、散歩は良い気分転換にもなっています。
行田園の周りは写真の通り「田んぼ」。自動車の往来がほとんどないので、貸し切り状態で歩くことができます。
日光浴も必要ですので、できるだけ屋外活動を取り入れるように意識しています。
口腔ケアの実施
行田園では、毎食後の職員による歯磨き支援の他に、口腔衛生体制・口腔衛生管理体制の2制度を導入していることから、歯科医師が月2回来園くださっています。
ご来園時には、虫歯、歯周病などの治療や入れ歯の作成・修理、歯石除去等のクリーニングなどを行っていただきます。
また、職員に対しては、誤嚥性肺炎予防のためにできることやブラッシング指導などいろいろとアドバイスをいただき、ご利用者の口腔内の健康に役立っています。
口腔ケアの重要性は、昨今はかなり注目されています。
歯周病菌が歯ぐきの毛細血管を通して、全身のあらゆる組織に送られ、それぞれの組織で悪影響を及ぼすということで、心臓血管疾患、糖尿病等の病気の原因になっているそうです。怖い話ですよね~。
そのため、口腔内を清潔し、単に心地よさや爽快感を求めるだけでなく、全身の健康を目指して、たくさんのメリットを受けられるようにしたいですよね!
【口腔ケアのメリット】
・口腔内の細菌を減少させる。
・誤嚥性肺炎の予防。
・口臭対策。
・唾液の分泌促進、味覚の維持。
・口腔機能の維持、改善(飲み込みの機能向上など)
・味覚の回復、食欲の向上。
・QOLの向上(表情が豊かになり、会話や食事が楽しめる、社会参加が促進される)
いつまで健康に過ごしていただくために!
以上、行田園における健康維持のための取り組みをご紹介いたしました。
「健康な生活を送りたい!」という思いは、誰もが共通するものだと思います。
ご利用者が、病気にならないことはもちろん大切なことですが、なにより毎日を楽しく生き生きと過ごしていただきたいと思っています!
ご利用者が毎日ワクワクするような生活が送れるよう、また身体の健康、心の健康が保てるよう、職員一丸となって取り組んでいきます!!