生活支援員・保育士・相談支援専門員 福祉で働くそれぞれの勤務スタイル​

障害福祉分野で働いてる職員ってどんなことしてるの?

障害者支援といっても働いてる人の職種は様々です。

今回は生活支援員・保育士・相談支援専門員の3つの職種について1日の流れと共にご紹介させていただきます。

生活支援員の勤務スタイル

生活支援員とは、身の回りの支援から創作・生産活動まで、生活に密着しながら障害者の自立をサポートする仕事をします。
出典:WAMNET福祉のしごとガイド

見沼園行田園などの施設で働いている職員の多くは、生活支援員です。
みなさん、「生活支援員」って聞き馴染みがないですよね。
「介護職員」は聞いたことがあると思います。
「介護職員」は、介護施設などで入浴、排泄、食事など高齢者の生活全般を援助する職種で、障害福祉分野では「介護職員」という職種はありません。
障害福祉施設でご利用者に直接的な支援を行う職種が「生活支援員」です。
ぜひ、覚えていただけるとうれしいです!

そんな「生活支援員」がどんなことをしているのかというと・・・
ご利用者が自分で行うことが難しい食事、掃除、洗濯、入浴、買い物などの支援を中心に行っています。
大切なのは、「利用者の意思を尊重し日々の生活を支える」気持ちです!
障害者支援施設のご利用者は18歳から上限年齢はありません。
また、聖徳会の見沼園も行田園も、開業から30年以上経っているので、入所してから30年以上もの人生の大半を園で生活している方もいます。
そのため、私たち職員は「ご利用者の豊かな人生」を実現するためにクリエイティブな仕事をしていく必要があります。
「1日の流れ」に表すと、ルーチンワークのように見えてしまうのが残念ですが、変わった取り組みは他のコンテンツで紹介がありますので、ぜひご覧くださいね!

さて、聖徳会での生活支援員の勤務形態には大まかに「早番、日勤、遅番、夜勤」があります。
ご利用者の日課に合わせ、職員はローテーションでの勤務をしています。
では、今回は見沼園の日勤(勤務時間8:30~17:30)・夜勤(16:00~翌日10:00 1勤務2日間扱)を例に1日の流れをご紹介いたします。

1日の流れ(見沼園 生活支援員 日勤8:30~17:30休憩1時間)

8:30 出勤
ご利用者が玄関エントランスで元気よく出迎えてくださいます。
入職するとまず驚くのが、自分の上履きが並べられていること。なんと、ご利用者が今日の出勤者を確認して並べておくのです。
元気な「おはよう!」の声が棟内に響きます。
現場に入る前にPCで本日の予定・引継連絡簿・ケース記録等をチェック。

8:45 朝ミーティング
支援課、総務課の全体ミーティング。
連絡事項や本日の予定を確認します。
短時間で効率よくミーティングをするために、プロジェクタを使って進行します。
夜勤者からの引継ぎを受け、注意事項を共有します。
業界に関するニュース等は、このタイミングでニュースサイトを見ることも。

9:30 生産活動支援
ご利用者と一緒に、生産活動を行います。
メインの作業はクリーニングの軽作業。洗いあがったタオルがクリーニング工場から届くので、それを畳む作業です。
各班に分かれ分担して作業を行います。長年この作業をしているご利用者は動きもスムーズ。声を掛け合って進める場面もあります。
職員はご利用者と一緒に作業を行いながら、業者からの受注納品業務も行います。
ご利用者同士の他愛ない会話も弾み、忙しさの中でもみなさん楽しく取り組んでいます。ときには、ご利用者間トラブルも発生することもあり、安全に取り組めるよう支援しています。

【見沼園の生産活動のレパートリー】
・クリーニング作業(タオルたたみ)
・箱折作業
・オリーブ・ハーブ栽培
・墓掃除

9:30 入浴支援
生産活動と並行して、入浴支援も午前中から始まります。
見沼園のお風呂は、銭湯のような大小2つの浴槽があります。
安全に配慮しながら、入浴のお手伝いをします。
大切なのはひとりひとりにあった支援。
できることは行っていただき、難しい部分を手伝います。ご利用者によっても異なりますし、日によって様子の変化もあります。事前の体調確認や、コミュニケーションをとりながら、洗身・洗髪介助、髭剃りや爪切りなど整容も行います。
ゆっくりリラックスして入浴できるよう心がけています。

11:35 昼食・投薬・歯磨きの支援


①食事
食事はご利用者にとってはとても楽しみな時間。
美味しくそして安心して食べられるように支援を行います。
配膳が可能な方は自分で行い、難しい方には職員が手伝います。
食事形態は常食・大盛り・小盛り・刻み・ペーストです。
嚥下や咀嚼に不安のある方は注視しながらそばで見守ります。
職員は食堂全体を見守り、ご利用者が困っているような姿があれば、声掛けやちょっとした手助けをします。
例1:箸では難しそうであれば「スプーンに換えましょうか?」
例2:ゼリーの蓋が開けられないようであれば、少し蓋をめくっり「これなら開けられそうですか?」

②投薬
ご利用者をひとりずつ順番にお呼びして投薬をします。
投薬マニュアルがあるので、それに従って正確に行います。
投薬の場面でも、ご利用者にあわせて支援を変えています。
■投薬の分類
・要介助者(投薬の一連行為に対して全面的に介助が必要な方)
・要確認者(薬を渡せばご自分で開封し、口腔内に入れ飲み込むことはできるが、そばで見守り飲み込み確認が必要な方)
緊張する業務ですが、看護師からのレクチャーを受け、支援課長も立ち合い業務を開始します。
自分で「よし、大丈夫!」と思うまでは何度も立ち合ってもらいます。

③歯磨き
口腔衛生には、ここ数年かなり力を入れています。
歯科医・歯科衛生士からの指導を受け歯磨き介助を行っています。ご利用者の意識も高まり、自分で磨く方も多いです。その後に職員が仕上げ磨きを行います。
長く自分の歯で美味しく食べられるように、また健康維持のためにも大切な支援です。

13:30 生産活動・入浴支援
午前に引き続き生産活動・入浴の支援を行います。

15:00 おやつ
平日は給食とのバランスを取った飲み物やお菓子が補食として提供されます。
土日はコンビニや移動スーパー(とくし丸)等で、ご利用者が自分で購入したものを食べています。ご利用者毎に違うものをストックすることになるので、1回で食べる量や賞味期限内に食べきれるように職員が管理をしています。
また、行田市内の就労支援事業所「行田のぞみ園」からパウンドケーキ等のお菓子を購入して、ときどきおやつとしています。その日は、みんな大喜び!
また、ご家族、お客さま、取引業者からいただいたお菓子も、おやつとしていただきます。このときは、たくさんの種類から好きな物を選ぶことになるのでご利用者も楽しみにしていますし、「意思決定支援」の練習にもなっています。

15:45 通所利用者の送迎(朝のお迎えは8:00~10:30で実施)


通所ご利用者を公用車にて自宅や駅まで送迎します。
公用車はお馴染みワゴン車ハイエースのほか、ミニバン(エスクァイア)、コンパクトカー(パッソ、ラクティス、タンク、ルーミー等)いろいろ。
いずれの公用車も、安全装置はフル装備。もちろんドライブレコーダーもついています。実は、マイカーよりも公用車のほうが運転しやすいと思っている職員も多いです。
なお、公用車デビュー前には「福祉有償運送講習」を受講し、単なる運転ではなく福祉的配慮のある運転技術を習得します。

16:30  記録・夜勤者への引継ぎ
利用者の日中の様子を、専用の記録ソフトに入力します。
夜勤者が16:00に出勤するので、日中の出来事を引き継ぎます。
特に、体調不調者がいる場合には、状況と必要な対応についてすり合わせを行います。

17:30 退勤
「おつかれさまでした!」
デスクはフリーアドレスなので、片付けて退勤します。

夜勤者の一日の流れは別の記事にて紹介します。

保育士の勤務スタイル

保育士とは、保育所などで子どもたちとかかわり、その健やかな成長を促すとともに、保護者をサポートするお仕事です。
出典:WAMNET福祉のしごとガイド

ポコ・ア・ポコで働いている職員には「保育士」がいます。
皆さん、驚いたのではないでしょうか。
「保育士」と言えば、保育園にしかいないと思っていませんか?
実は、放課後等デイサービスや児童発達支援事業所も、「保育士」が活躍できる場所なんです。
保育士資格は持っているけれど、保育園でのお仕事はちょっと違うかな・・・とお考えの方。
ぜひ、放課後等デイサービスまでに就職先候補を広げてご検討ください!
ポコ・ア・ポコは、正式には「障害児通所支援事業所」という事業所種別に該当し、障害のあるお子さまたちに、支援を行っています。

ポコ・ア・ポコでは、保育士の他に、児童指導員、指導員という職種が勤務しています。他職種が勤務し、協働で障害のあるお子さまたちに支援を行います。
提供する事業内容は、①放課後等デイサービス ②児童発達支援の2つです。
2つ以上の事業を一体的に行う事業所を「多機能型事業所」と言い、ポコ・ア・ポコも多機能型事業所に該当します。

では、ポコ・ア・ポコの2つのサービスを紹介します!

①放課後等デイサービス
障害のある小学生・中学生・高校生(6歳~18歳)に対して、放課後や夏休み等の長期休暇中において、生活能力向上のための訓練等を継続的に提供します。

放課後等デイサービスとは、学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第一条に規定する学校(幼稚園及び大学を除く。)に就学している障がい児につき、授業の終了後又は休業日に児童発達支援センターその他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいう。(児童福祉法第六条の二の二) 
引用:童福祉

②児童発達支援
障害のある未就学のお子さまに対して支援を行う身近な療育の場です。療育の観点から集団療育及び個別療育等行います。

ポコ・ア・ポコでの保育士の仕事
ポコ・ア・ポコの保育士は、そのライセンスを活かし、障害のあるお子さまたちが楽しみながらできるレクリエーションや工作などのプログラムを検討します。
また、プログラムを実施することによって、運動能力の向上、集団生活の適応や手先の器用さの向上など、将来の自立に向けたトレーニングをサポートします。
また、保護者に活動内容をお伝えすることやご家庭での様子をうかがう等、保護者とのかかわりも大切にしており、重要な役割を担っています。


ポコ・ア・ポコで働く職員の①放課後と②学校休業日の2つの一日の流れをご紹介します。この流れは保育士に限らず他の職種も同様に行っています。

①1日の流れ(放課後の場合)

お子さまたちの「放課後」は、学年や学校よっても異なります。
平日のご利用は15:00~17:30が基本となっているため、職員の勤務時間帯は10:00~19:00としています。

10:00 出勤、打ち合わせ、事務・活動準備
「おはようございます!」

1日の予定や前日までの連絡事項の確認、その他以下の業務をします。
 ・工作などの個別課題の準備
 ・個別支援計画の進捗状況確認
 ・行事の起案書作成
 ・利用希望と下校時刻の確認
 ・配車表や実績記録の管理  等

12:00~13:00 休 憩
お子さまの利用時間帯となる午後に備えて、しっかり休憩を取っておきます。

13:00 打ち合わせ・点検
午後から出勤する職員もおり、本日勤務職員が一同に揃って打ち合わせを行います。
送迎出発に向けて、公用車の清掃と点検も実施します。

14:00 各学校へお迎え
14:00~16:00頃まで市内各学校の下校時刻にあわせてお迎えをします。
利用者が曜日ごとに異なるため、日によってお迎えに行く学校と学校数が異なります。

14:30 学校の先生からお子さまの引き受け
その日の様子などを先生に確認します。
うかがったお話によって、ポコ・ア・ポコでの支援をどうすべきか検討を開始!
先生からの情報だけでなく、お子さまの表情や顔色を様子観察したり、言葉がけをして自分自身でも現状を確認します。

15:00 登所(ポコ・ア・ポコ到着)、「今日の目標」の記入
子どもたちの降車を必ずチェック!体温測定を行い手洗いを促します。
衣類が汚れていたりする場合は、着替えの声掛けや支援を行います。
連絡帳の代わりとなる用紙を配り、活動の目標を記入。書字が難しいお子さまには職員が支援します。

15:10 おやつの準備、おやつ
おやつで多く利用するのは、行田市内のパン屋さんスリールのパン。その他、お菓子も提供します。
職員が見守りながら、召し上がっていただきます。

15:20 学習、余暇支援
学校の宿題を優先して行います。
宿題の出ていないお子さまには、学習プリントを提供します。
パズルや知育玩具も準備して、学習支援を行います。

15:50 レクリエーション
ボルダリングやサーキットトレーニング(平均台やラダーなど組み合わせたもの)等でお子さまたちに楽しみながら体を動かしていただきます。
やり方のお手本を見せたり、体を支えてあげたりと、職員にとっても体を動かす時間となります。

16:20 工作、ワーク
お子さまにあわせたワークを提供します。全員一律で同じワークをすることは、あまりありません。
ワークでは、コースター作りやボールペンの組み立て、タレビンキャップの取り付けなど、手先の動かし方等の操作性を学ぶ機会となります。
職員は、お子さまが上手くできていない場合にはその理由を観察し、改善を促す言葉がけや動作を教えます。
上手くできたときには、お子さまと一緒に職員も喜び、少しずつ難易度を上げていけるように支援を行います。

16:50 連絡帳のまとめ
お子さまに1日の感想を記入していただきます。職員はお子さまの感想をもとにご家族に向けたコメントを記載します。
短時間でポイントをまとめた文章を書くのでちょっと大変ですが、ご家族とのコミュニケーションのベースとなるものであり、大切にしています。

17:00 トークンシール
お子さまが立てた目標に対し、達成していたらご褒美のシールをプレゼント!ご自身で選んだ好きなキャラクターや電車の路線を描いた台紙に貼っていただきます。
※シールが貯まったら、、、、、なんとご自身で選んだ好きな台紙をそのまま差し上げます!

17:10 帰りの会
職員がフォローし、当番のお子さまに司会をお願いします。帰りの会終了時にどの職員が誰を送るか、子どもたちに配車を発表。

17:20 トイレや降所の身支度準備
必要に応じて排泄支援や見守りを行います。身支度では着替えの支援を行うこともあります。最後に忘れ物がないか必ずチェック!

17:30 各ご自宅に送迎
送迎ルートは各曜日により数ルートあるため、配車表に従い安全運転でお子さまをご家庭に送ります。
お引渡しの際はご家族に活動の様子や気になった点などお伝えし、連絡帳をお渡しします。ご家族からの相談やお問合せにも対応します。

18:20 掃除、打ち合わせ、事務
今日の申送り事項の確認や支援の振返り、その他以下の業務をします。

 ・送迎車両の忘れ物確認
 ・事業所の清掃や備品の片付け
 ・翌営業日の準備
 ・記録等の事務作業    等  

19:00 退勤
「おつかれさまでした!」

②1日の流れ(学校休業日:土曜や夏休み等の場合)

学校がお休みのため、営業時間は9:30~15:30を基本としています。
そのため、職員の勤務時間も変わります。

8:30 出勤、打ち合わせ
「おはようございます!」
一日の予定や前日までの連絡事項や配車の確認をします。送迎車両の清掃や運行前点検も実施。

9:00~9:30 送迎登所(ポコ・ア・ポコ到着)
各ご家庭にお迎えに行き、今朝の様子などをご家族に確認しお引受けします。

お子さまの降車を必ずチェック。体温測定を行い手洗いを促します。

10:00 朝の会
職員がフォローし、当番のお子さまに司会をお願いします。
1分間の集中タイムで気持ちが落ち着くよう静かに見守ります。
その後、職員より本日の流れの説明を実施します。

10:10 「今日の目標」の記入
連絡帳の代わりとなる用紙を配り、活動の目標を記入していただきます。
書字が難しいお子さまには職員が支援します。

10:20 学習、工作、ワーク
学習プリントを提供します。
学習が終わったのち、職員が見守りながら、折り紙や工作、洗濯ばさみの取付けワークなどを行います。
途中で手が止まるなど、難しさを感じていたりやる気がでないお子さまに、やりやすい方法の説明や別のワークを提案するなど声掛けします。
少しでもできたことを褒めてやる気につなげ、課題の工作やワークを継続することにより器用さが養えるように支援します。

10:40 レクリエーション
※長期休暇は実験なども行います。
ボーリングや卓球、ボッチャ、グラウンドゴルフなど、普段の放課後では行えない時間がかかるレクリエーションを楽しみます。
職員が競技を選定し、お子さまたちに準備を手伝っていただくよう促します。
苦手なお子さまには職員が付き添い、手を差し伸べます。
運動系のレクリエーションでは、勝負ごとにシビアなお子さまたちが多く、職員による公正なジャッジが求められます!

11:30 昼食
レクリエーションでお腹が空いたあと、待ちに待った昼食!
お弁当を召し上がるお子さまたちの食事を見守ります。
食事量をチェックして、ご家族に伝えられるよう記録しておきます。
職員は交代でお昼休憩を取ります。

12:00 昼休み
お子さまたちにとっては余暇時間となるお昼休み。
職員も、お子さまたちと一緒にトランプやスゴロクなどで過ごします。
勝ちすぎず、負けすぎず、職員はバランスを取りながら、お子さまたちに楽しんでいただく計らいもします!

13:00 ラジオ体操、ダンス
グラウンドでの活動前に、ケガ予防の準備運動として音楽にあわせ体操やダンスで体をほぐします。
職員がお子さまたちの前に出て、モデルとなり見本をみせますが、得意なお子さまが率先して見本となることもあります!

13:30 グラウンド(同法人の行田園のグラウンドまで車で移動)
お子さまたちを乗せ、送迎車両でグラウンドに移動します。
降車は必ずチェック。
グラウンドではサッカーや鬼ごっこ、徒競走などお子さまの運動能力や体調に合わせた活動を行います。
職員も一緒に入り、お子さまたちの動きに負けないよう全力で体を動かすこともたびたび!

14:30 ポコ・ア・ポコに戻る
グラウンドを跡にする前に、所在確認しお子さまたちを送迎車両に乗せ事業所に戻ります。
車と入室を必ずチェック後、手洗いや消毒を促します。
衣類が汚れたりたくさん汗をかいたお子さまには着替えを促し、必要に応じて着替えの支援をします。

14:45 おやつ
職員が見守りながらスリールのパンを提供、水分補給も行います。
ときには、お子さまご自身で作っていただく「手作りおやつ」を行うことも!

14:55 連絡帳のまとめ
お子さまに1日の感想を記入していただきます。
職員はお子さまの感想をもとにご家族に向けたコメントを記載します。
食事やおやつの摂取量は、ご家族が興味を持っていらっしゃることもあり、コメントと盛り込みます。

15:00 余暇
職員が中心となり、ハンカチ落としやイス取りゲームなどのレクリエーションをお子さまと一緒に楽しみます。
この余暇い時間は、10分程度の短時間ですが、帰り間際の時間帯でもあり、楽しい活動を実施します!

15:10 帰りの会
職員がフォローし、当番のお子さまに司会をお願いします。
帰りの会終了時に、どの職員が誰を送るかお子さまたちに発表します。

15:20 トイレや降所の身支度準備
必要に応じて排泄支援や見守りを行います。
身支度では更衣の支援を行うこともあります。
最後に忘れ物がないか必ずチェック!

15:30 各ご自宅に送迎
送迎ルートは各曜日により数ルートあるため、配車表に従い安全運転でお子さまをご家庭に送ります。
お引渡しの際はご家族に活動の様子のほか、昼食の食事量などもご家族に申し送りします。
連絡帳をお渡し、ご家族からの相談やお問合せにも対応します。

16:20 掃除、打ち合わせ、事務
今日の申送り事項の確認や支援の振返り、その他以下の業務をします。
 ・送迎車両の忘れ物確認
 ・事業所の清掃や備品の片付け
 ・翌営業日の準備
 ・記録等の事務作業    等 

17:30 退勤
学校休業日の営業時間は長いだけでなく、運動系活動も多く、充実した勤務日となります。
「おつかれさまでした!」

相談支援専門員の勤務スタイル

相談支援専門員とは、障害のある人が自立した日常生活や社会生活を送ることができるよう、全般的な相談支援を行います。
出典:WAMNET福祉のしごとガイド

あんしん相談室で働いている「相談支援専門員初任者研修受講修了職員」が該当します。

みなさまは「ケアマネ=ケアマネジャー」という職業名は聞いたことがあるのではないでしょうか。高齢者が介護保険サービスを受けられるように、ケアプランの作成やサービス事業者との調整を行うのがケアマネです。
かなり簡単に言ってしまうと、「高齢者:ケアマネ」「障害者:相談支援専門員」というイメージでも良いかもしれません。
相談支援専門員は、障がいを持つ方に、相談内容に対する情報提供や助言、必要な障害福祉サービスの利用に繋げる支援や、関連機関との連絡調整などをおこないます。

あんしん相談室で働く相談支援専門員の1日の流れをご紹介します。

1日の流れ(見沼園 相談支援専門員)

9:30 出勤
※クライアントへの利便性から他職種と異なる勤務時間としています。
事業所における全体の本日予定や引継連絡事項、メール等の確認をします。
この後は、各相談支援専門員ごとにスケジュール調整をしています。

10:00 A事業所(生活介護・就労継続支援B型)へ出発
10:30 A事業所 到着
クライアントB様のモニタリングのため訪問。
事業所での活動の様子を見学し、ご本人と最近の様子や今後の意向についてお話を伺います。
また、別室にて事業所のサービス管理責任者や担当職員からもお話を伺い、サービス等利用計画の進捗状況を確認します。
11:30 A事業所 出発

12:00 見沼園に帰園
一息ついて、午後の外出に備えて資料の準備、電話応対や郵送物の処理をします。

12:30~13:30 休憩

13:30 C事業所(生活介護・就労継続支援B型)へ出発
13:45 C事業所 到着
クライアントD様の担当者会議を主催。
参加者はD様、C事業所の施設長、E事業所(居宅介護)のサービス提供責任者です。
担当者会議の主催者として、会議のファイシリテーターとして取り仕切ります。D様の状況確認をし、今後のサービス利用方法について意見交換をします。
担当者会議は年に2回が標準回数であることから、ご利用者支援のための関係者が集う貴重な機会です。そのため、関係者ですり合わせが必要な事項はこのタイミングで調整を図るようにします。
15:00 C事業所 出発

15:30 F事業所(放課後等デイサービス) 到着
クライアントG様のモニタリングのため訪問。
F事業所の児童発達支援管理責任者から最近の様子を聞いたのち、活動の様子を見学し、ご本人からお話を伺います。
18歳未満のお子さまということもあり、緊張なさらないように親しみやすい雰囲気を作ることを心がけます。
16:30 F事業所 出発

17:00 見沼園 帰園
本日の記録を残し、関係機関等・ご家族からの電話相談に応対しています。
また、活動の様子と、ご本人や関係者から聞き取った話をもとに支給決定自治体に提出するモニタリング報告書の作成に取り掛かります。

17:30 あんしん相談室ミーティング
事業所に出勤している職員は相談室に集まり、在宅勤務の職員はオンラインで参加します。
各自1週間の状況報告・情報共有をします。

18:30 退勤
「おつかれさまでした!」

紹介した他にも働き方はいろいろあります。

今回は生活支援員、保育士、相談支援員の勤務形態について紹介させていただきました。

今回紹介した以外にも細かな勤務形態が沢山あります。
仕事に興味はあるけど時間帯が合わないなど、気になることがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
職場見学も随時行っております。

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聖徳会でどんな人が働いているか気になる方は、以下の記事もご覧ください。